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見積もりへの理解が深まる!原状回復工事でよく使われる工法を解説

投稿日 2023.03.14
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みなさまは、原状回復工事についてどのような工法で工事していくか等、しっかり理解してから依頼をしておりますでしょうか。 

原状回復工事の際は、退去の様々な手続き等で特に忙しく、なんとなく見積もり金額が安いからという理由のみで依頼される場合も少なくなく、トラブルが多発する工事となってしまっているのが現状です。

しかし、工事について知識をつけることで悪質業者を回避できるだけでなく、不要な工事を避け、より安く失敗しない原状回復工事を行うことができるのです。

 そこで本記事では、壁、天井など各部位ごとに工法、解体方法などを解説していきます。

壁の工事

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原状回復工事では、クロス交換、ボード残しor交換、躯体あらわし(スケルトン)など、管理会社やオーナー様の指示により工事内容が変わります。

ここでは、ボード交換や躯体あらわしで使われる代表的な2つの壁作りの工法と、そのメリット・デメリットをご紹介いたします。

①GL工法

GL工法は、プラスターボード(壁材)を躯体(骨組み)に専用ボンドで直接を張り付ける工法です。

この工法のメリットは、他の工法と比べると施工費用が安く、壁部分の厚みがおおよそ「プラスターボード12.5㎜+ボンド10~30㎜」しか必要としないため、部屋がより広く使える点です。

しかし、壁が薄くなるため、遮音性が低く、結露に弱くカビが生えやすい点は注意が必要です。

他にも、入居時の内装工事などでこの工法を使用した場合、撤去時にボンドを綺麗に剥がす必要が出てきます。

GL工法で使用する専用ボンドは、固まるとコンクリートのように硬くなるため、丁寧に作業を行っても多少残ってしまう場合がほとんどです。

また、ボンド部分を削りすぎてしまったり、雑な作業をしてしまうと躯体に傷がついてしまうこともあります。

そのため、退去費用が高額になってしまったり、オーナー様とトラブルになってしまったりすることも多く、GL工法を使用する場合は、オーナー様に相談するようにしましょう。

LGS工法

LGS工法は、躯体の上に軽量鉄骨を固定しその上からボードを張る工法です。

この工法のメリットは、「プラスターボード12.5㎜+軽量鉄骨45㎜ or 65㎜ or 80㎜(天井高や強度により変わる)」の厚みが必要となりますが、湿気を溜めづらく、プラスターボード裏に断熱材や遮音シートを入れて断熱性能・遮音性能を高めることができる点です。

 しかし、壁を解体する場合、廃材分別が必要となる点には注意が必要です。

本来、廃材は種類ごとに産業廃棄物処理場に届けるべきなのですが、業者によっては分別をせずに廃棄するため、産廃処理費が割高になってしまう事があります。  

天井の工事

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天井の場合、「直貼り」と「捨て貼り」という代表的な2種類の工法のメリット・デメリットをご紹介いたします。
直張り工法
直張り工法は、天井は軽量鉄骨で下地を作り直接石膏ボードを貼る工法です。

メリットは、設置・解体共に施工時の手間が少ないため施工費用も比較的安く、岩綿吸音材の厚み(9㎜~12㎜)分天井が高くなる点です。

注意点としては、遮音性が遮音性が低く、衝撃が伝わりやすい点ですが、岩綿吸音材を使用することで軽減可能です。

捨て貼り工法

捨て貼り工法は、石膏ボードの上から岩綿吸音材を貼る工法です。 

重ね張りの手間はかかりますが、岩綿吸音材の遮音性で音が響きにくく、ビス留めの跡が残らないため仕上がりが綺麗になります。

天井解体には共通のデメリットがあり、大きく2つあります。

1つは岩綿吸音材の解体が乱暴だと軽量鉄骨の再利用が不可になってしまう点、もう1つは表面のボードのみの交換で良い場合でも、丁寧に作業をしないと下地の軽量鉄骨が変形してしまい再利用不可となる点です。

どちらも発生してしまうと追加費用がかかってしまいますので、しっかりと業者選びを行うようにしましょう。

※岩綿吸音材はアスベスト(石綿)と似た性質を持つ素材ですが、岩綿吸音板にはアスベストは使用されていません。アスベストは健康・環境への悪影響が報告されているため、法律で使用が禁止されています。

床の工事

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床は解体時の作業が特に繊細であり、丁寧に作業しないと下地を傷つけてしまったり、各配管に穴を開けて水漏れやガス漏れをしてしまう可能性のある箇所なので特に注意が必要な工事です。

ここでは、床の工事の際の代表的な2種類の工法をご紹介します。

直貼り

床の直張りは、躯体に直接、長尺シート、クッションフロアを貼って作る床です。


床を低くすることで、天井が高く演出することができますが、下地に直接床を貼っているため硬く、下のフロアに衝撃や音が響きやすい点は注意が必要です。


また、シート接着の際に使用する専用ノリの撤去は、キレイに撤去することができないため、下地を傷つけてしまうため、こちらも、入居時に管理会社やオーナー様に確認できると良いでしょう。


置き床(二重床)工法

置き床工事は、仕上げ床を支持脚で支えて隙間を開ける工法です。

床下に給湯給水配管、ガス管を通すことができるので水廻りの位置を変更しやすく、躯体と床の間に隙間があるため音や衝撃が下のフロアに響きにくく、保温性が高い点がメリットです。

しかし、置き床と躯体の間に給湯給水管等が通っているため解体工事中に傷をつけないよう注意が必要となります。

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いかがでしたでしょうか。
原状回復工事と言っても、場所や建物により工法が異なります。

原状回復工事は、解体工事だけでなく、消防設備工事や修繕工事などの範囲も入ってくることも多い工事です。

それぞれの工法を知ることで、どのような工事をするのか想像がつくようになり、見積もり内容への理解が深まるため納得して依頼することができるでしょう。

また、原状回復工事はオーナー様や管理会社との打ち合わせに、施工業者が立ち合い交渉することでより専門的な説明も可能なためスムーズに話が進むようになります。


解体テックでは、経験知識豊富なスタッフが管理会社との打ち合わせ含めご対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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